知を愛すること!ソクラテスは実存主義の先駆け!




ソクラテスが実存主義の先駆けであったことは、やはり哲学の歴史としても筆頭にあげなくてはならないことです。

いわゆる実存主義という言葉は、第一次大戦から、第二次大戦をかけぬけていく世の中の動向の中で、哲学の光る時期になります。現代的に言われる、サルトルの実存主義といういい方も、哲学によって人は生きることができるのかという命題に対し、反体制であるという意味も含めて、その敵対する体制とは、宗教学であったこともあります。
その、哲学としての生きざまを見出したギリシャの古哲学がどのような意味をもって、哲学的見地における人間の問題としての実存という意味をとらえたかは、筆頭に値することになります。
ソクラテスは主に、対話法によって、知識や心理への欲求を深めていくという理論に立っていて、決して独りよがりではない哲学的見地を持っています。ですので、人との対談により真理を探究し、その体制に対して、反論してくという実存主義の立場の先駆としては明らかな訳になります。

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知を愛すること

知を愛することというのは、一つの生き方です。これは、宗教書をうのみにするような、奴隷的なやり方とは、真っ向から対局します。つまり、ただテレビを見て、ラジオを付けて笑っているような状態ではなく、みずから、探求心をもち世の中を読み解いていこうとする意識の表れが、知を愛する哲学というわけです。
そこには、宗教学と同じようにそれで稼いでいくという意味はありません。純粋に哲学によって人間が意識をもって存在している意味は何か。という形のものと、自分自身とは何か。存在とは何かというプロブレムに対して意識的に洞察を深めていこうとする研究心の表れなのです。
ソクラテスが自ら考えたのは、存在という意味において人間は考えなくてはならないとしたうえで、その源流からの派生である西洋哲学が花開いたことは、言うまでもありません。
自らが存在すると言えるのは、断言して神の存在のみであるのか、というようなことは、キリスト教の蔓延した古来からのヨーロッパにおいても、取りざたされてきたことになります。それは、哲学の一方の領域において、生きる事とは何か、人間は自分たちの存在を訴えるところはないのかという、知を愛する意味での問題ごとであった訳です。

人間の意識は心理を探求する

人間の意識は心理を探求する。という意味が哲学の基本的な理念になります。これは、経済活動を行って生活する私生活の意味とは別に、脳のみが心理を求め探求する性質を持っている事実と、完全な霊性とまではいかなくても、人間はその存在の意義において、探求し反体制として生きなくてはならないという、実存の意味が見え隠れします。
ソクラテスが最終的に考えたのは、自分の存在は国家からの恩の所作もあるとし、国家に従うのは、人間の存在にとって宿命であるといういい方でした。つまり、哲学の中において、国家の権力と国家の指導をみとめた形になります。
ただし、当時の社会における党派やひがみ・妬み・恨みに関しては、今現代の様相とは変わっていなく、それを基に哲学の論法によって相手を説き伏せる手段を取りました。つまり、心理を探求し自身の実存とは何かを考えることによって、自分が住んでいる状況の中においても、闘いの連続があるという意味なのです。
ソクラテスが実存主義の先駆であったという意味は、中国の子家が、享受するという先生の意味を取ったのに対し、近代であったような実存主義が、周辺や体制に対して、糾弾の意味を兼ね備えていたことは、明記しなくてはなりません。

ソクラテスと実存主義のまとめ

ソクラテスと実存主義というのは、哲学の歴史からすれば、ヨーロッパの源流となったという点では、やはり大きな偉人でありました。その後、地中海付近では元素とはなにかという、より科学的見地に立った考え方をするようになり、中世を過ぎる頃では、西洋哲学と併せて、科学的実験的実証法という、現代の科学文明の基礎となる競技・哲学体系・科学学問にまで発展する訳です。
実証性という点になれば、それは哲学における実存主義という人間本来の意味とは違いますが、その哲学における個々の判断や心理への憧憬を、実存という形で扱う上でも、実証的弁証法という点では、説得力を加えるものになります。
ソクラテスはそれでも、対話法を取っており、それ故に現社会での体制からの下手な糾弾と、ソクラテス自身のプロテストの性質が、哲学者の難しい問題であったことは否めません。
ソクラテスが知を愛した結果として、実存という問題に触れるのであれば、現社会へのプロテストの意味合いを、色濃くしたという事は、哲学者といえども、現代社会に活きる上でのある種の責務があると認めざるを得ないことです。
哲学をやるというのは、宗教学や経済学とは部門を異にしますが、果たして、人間存在の意味において、生き方の指針を貫く思考上の実験なのです。

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