ソクラテスの問答法についての根本的な思想とは?わかりやすく要約!




ソクラテスの考案した問答法とはどんなものでしょうか?

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ソクラテスの問答法とは?

基本的には問答の対象である相手のことを理解し、相手にも自分を理解してもらうためのものです。

彼の思想の根底にあるものは、彼の方から相手に質問をしていくことよりスタートしています。

そして彼の問答は続いていきます。その中で彼はあえて、相手の考え方にケチをつけたり批判をして相手の発言を止めたりすることはありません。相手が自由に発言することを、彼は寛容さをもって受け入れるのです。

さらに論破して相手を屈服させて、自分が精神的に優位になることは、彼の問答法の目的ではありません。

しかしだからと言って、相手の自由に勝手に論議が進むことも許されません。議論をすることなく、相手に何かを気づいてもらう、そのことが彼の問答法の目的なのです。議論をすることと、ただ単に相手の考えに耳を傾けておくことは、バランスを取ることが非常に難しいことです。彼が意図するように相手に語らせるような、誘導尋問に近い質問もあるようです。それは慎重に議論を進めないと、完全に誘導尋問になってしまう可能性を秘めています。彼は、自分の都合の良い答えを相手から引き出す誘導尋問は否定していたと考えられます。

つまり前もって予測がつくような答えを導き出すために質問をしているわけではありません。

質問はするけれども、相手からどんな答えが出てくるのかは分からない状態で問答法は進められていくのです。相手の考えを聞きながら、理解ができない部分があれば、再度、質問をしていきます。それを重ねることで、相手の人間性が明確になってくるのです。

そのプロセスの中で、こんな思考をしていたから、つまずいてしまったのだと、相手は気付かされるわけですが、理解しようとする側が理解できていなくとも、気付かされることもありうるのです。

しかし前もって用意しておいた仮説に近づけるために、相手と会話をすることは誘導尋問になってしまいます。決して仮説を立てることは悪いことではありません。しかし前もって準備した仮説が正しかったと彼が納得するために問答を続けるのではなく、多種多様な仮説を立てながら、相手に質問し続けることで、相手は大切なことに気づいていくのです。要約すれば、このような問答の流れになることが重要なのであって、決めつけてしまった仮説が相手の答えになるように、意図的に会話を進めることは誘導尋問になってしまうのです。それは相手を説得したり、論破したりすることにつながる恐れがあります。そして誘導尋問にならないために、彼の慎重な態度はあります。

それはオープンな質問をしていくということです。「Yes」あるいは「No」だけで答えになるような質問はしません。オープンな質問をすれば、相手は自由に答えることができます。これは誘導尋問にならない基本的な姿勢です。

そして次に、相手の感情が変化することを大切にします。

しかし想定内の変化を相手に求めてはいけません。変化は確かに目的ではあるのですが、相手がどんなふうに変わっていくのかに対しては、臨機応変に対応するべきなのです。そして会話の中で相手が言葉を失ってしまった場合は、それを語りたくない相手の気持ちを理解する態度が要求されます。無理矢理に答えさせてしまっては、それも誘導尋問になってしまいます。オープンな質問とは逆行してしまいます。

今の時点では言いたくなことが誰にでもあると察して、相手を楽にさせてあげる必要があるのです。

それは時間が解決することもあります。相手にとって辛い経験を、自然に受け止められるようになることを待つのです。その方が結果的には、相手の気持ちの変化は早い可能性が高くなるのです。

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